子育て child raising 2005 12 18
世間では、子育てのマイナス面ばかり見てしまう人が多いですが、
私は、優秀な人ほど、子育てをやるべきだと考えています。
優秀な人ほど、人間というものが、わかっていないのです。
優秀な人は、それほど苦労なく、あらゆることを習得し、身につけてしまうものです。
普通の人が、何度も失敗して習得するところを、
優秀な人は、簡単にマスターしてしまうのです。
だから、優秀な人は、人間というものが、わかっていないのです。
しかし、優秀な人も、子育てを経験することにより、
「人間とは、こういうものだ。同じことを何度も失敗するものだ」と、わかってくるのです。
子供に、何度も何度も繰返し教えることにより、自分の指導力が向上し、
最終的には、会社における指導力の向上にもつながるのです。
つまり、子育てによって、親も、人間的に成長するのです。
「どうして、そんな簡単なことができないのか」。
優秀な人は、いつも、そんなことを言っていませんか。
しかし、子育てをすれば、そういうことは、日常茶飯事です。
子供に、そんなことを言っても仕方ありませんから、
まず、「自分の教え方が悪かったのではないか」と反省することもあれば、
「繰り返し繰り返し、教えなければならない」と忍耐力がつくこともあるでしょう。
つまり、子育ては、苦労ではなく、人間的に成長する上で、チャンスです。